SAI インタビュー
第4回 asamicro
第4回は、SAI 2021コンペティションで、ソロ作品『egg life』で優秀作品賞を受賞され、マカオ等のフェスティバルに招聘された asamicro さんです。
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☆SAI について
1. SAI に応募しようと思った動機を教えてください
これまでのキャリアやコネクション、書類審査など全く関係なく、踊りだけで今の自分自身をジャッチしてもらえる環境が良かったから。
2.海外公演で得たことはありますか
語学ができる訳ではなかったが、現場のスタッフの方々や共演者の方々の優しさをとても感じた。また、私は30歳を過ぎてからコンテンポラリーダンスの世界に入り、遅いスタートだったが、海外公演で出会ったダンサーの皆さんは人生の先輩といえる世代で年齢など気にせずに、若手世代と等しく創作に挑まれていた。その姿勢が大変励みになり自分に喝が入った。
3. Saiでの経験はこれからの活動にどのように⽣かせそうでしょうか
言い訳をしないで、「踊れ」。そして踊るということを人生において、どう自分で解釈していくか。そこに常に自由に、優しさを持ちながら怠けない。この感情が毎回開催のSAIを見るたびに蘇ります。そういうことだと思います。
4. これからコンペティションに参加する⼈への⾔葉をおねがいします
決めたのは自分だから。超嬉しくても超悔しくても、どっちも最高の結果だと思います。何も感じないことだけはしない日々を。ジブン、勿体無いって思うべきでGOです。
☆ダンスについて
1. どんなダンスをやりたいですか
踊っている最中は、空間ごとダンスしているようなダンス。
2. ダンスで⼤切にしていることはなんですか
綺麗事で終わらない現実。
又は、全く理解ができないけれど信用できる抽象性。
3. ダンスでやりたいことはなんですか
人生を学び続けること。生き物と自身に優しくなる活動。
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今後の活動:
『誰も見ていない場所で、たしかに わたし は踊っていた(仮)』ワークインプログレス公演
日程:2025年8月2日(土)14:00 / 18:00
会場:ST Spot
Photo by bozzo