SAI2025 COMPETITION Jury Prize(solo)
SKIN PLATE


SUZUKI Yu
振付/出演:鈴木 夢生
楽曲:オリジナル/熊地勇太
殻のように硬い皮膚に覆われた生き物。
柔らかく脆弱な内側は、外殻によって守られる。
静と動。しなやかさと強靭さ。
相反する要素が作用し、拮抗する。
脆さ・繊細さを内に孕んだ「生」の強さを、舞踊として表現する。
プロフィール
千葉県出身。谷みきこにクラシックバレエを師事。
カナダのArts Umbrella、coastal city balletを経て、2019年までNoism Niigata Company Noism2に所属。
現在は梅田宏明が主宰のSomatic Field Projectを拠点にフリーランスで活動。東京2020オリンピック開会式他、国内外で様々な振付家の作品を踊る。
個人の振付活動としては、Washington DC International Dance Festival2023にて審査員賞/振付賞 受賞(森加奈との共作)。SAI DANCE FESTIVAL 2025 COMPETITIONにて審査員賞を受賞。近年では、スキンケアブランド「AHRES」、「パシフィックコンサルタンツ株式会社」の広告モデル/振付も務めるなど、活動の幅を広げている。
Hong kong Dance Exchange Invitation(Hong Kong)
whispering flower


MUI Cheuk Yin
振付/出演:ムイ・チョクイン
楽曲:The flower princes/Chinese opera,
The Gong strikes one,
ale chides De La Vie/Philippe Sarde
彼女の結婚式は彼女の葬式でもある―中国オペラ《花の王子(The Flower Prince)》から着想を
得て。
プロフィール
ムイ・チョクインは、国際的に高く評価されるソロアーティストであり、香港を代表するダンス
アンバサダーです。
彼女の振付は独自の声を持ち、コンテンポラリーと伝統的要素をしばしば融合させています。
ダンスにおける卓越性を追求する彼女の情熱と献身は、香港ダンスアライアンスより2000年・2001年・2009年・2022年のダンスアワード、そして2012年の特別功労賞の受賞へとつながりました。
また、30年以上にわたり香港のダンス発展に尽力してきた功績が認められ、
第15回香港芸術発展賞(年間最優秀アーティスト賞)
第16回香港芸術発展賞(芸術への卓越した貢献賞)を受賞しています。
ATLAS Puerto Rico Invitation(Pueruto Rico)
Between Impulse and Stillness

振付・出演:アリアナ・フィゲロア
楽曲:Highwire Shrimper / Tim Hecker
『衝動と静寂のあいだで』は、身体を「聴くこと」と「変容」の場として探求する実験的な
コンテンポラリーダンス作品である。
本作は、衝動と抑制のあいだで身体が揺れ動く——その移行状態への関心から生まれた。
ここでの静寂は受動的な停止ではなく「能動的な状態」として扱われ、動きは意図ではなく
「聴くこと」から立ち上がる。
身体は、緊張・停滞・解放のあいだを交渉し続ける場となり、絶え間ない身体的対話を通し
てその姿を立ち上げていく。
プロフィール
私の実践は、身体を「つながり」「聴くこと」「探求」の場として捉えることを中心に据えている。
即興と本能的な動きを通して、身体の存在感、重さの共有、そして注意深さを構成要素として探究している。
私は、固定された形よりも、リスクや感覚、変容を重視するプロセスに関心があり、身体が空間や時間との関係の中で独自のロジックを生み出すことを可能にするアプローチを追求している。
私はプエルトリコのサグラド・コラソン大学でダンスの学士号を取得したコンテンポラリーダンスアーティストである。
その後、Andanza Puerto Rico のプロフェッショナル・ワークショップ、ロンドンの United We Dance、そしてコスタリカの Revés プラットフォームへの参加を通して研鑽を積んだ。
2024年と2025年には ATLAS Puerto Rico に参加し、2025年にはデトロイトの Dance City Festival にも参加している。

Ariana Figueroa
SAI2025 COMPETITION Jury Prize(group)
An extraordinary experience

©Bozzo

NAKAMURA Takahiko

ISHII Noboru

ISHAIDA Kenzi

SUGAWARA Takasha

TAKEI Kazuhito

NARCISO Medina Favier

HIGASHAI Hideaki

ASUKA Naoko
振付:中村 隆彦
出演:石井 登、石田 顕慈、菅原 鷹志、武井
一仁、ナルシソ・メディナ、東 秀昭、
あすか なおこ
楽曲:古い陸軍行進曲「ジェッディン・デデ
ン」(祖先も祖父も)::オスマン・トル
コ軍楽隊 King Volcano(Bauhaus)、 夜
想曲第8番変ニ長調 作品27の2(ショ
パン)
潜在意識からのメッセージが昨夜の夢なら、私は夢の世界を漂ってみたい。
プロフィール
中村 隆彦 (NAKAMURA Takahiko)
2016 年に結成された <舞踊集団 モダンディーズ>結成当時より、演出、振付を担当。
“頷く男”“ある意味で輪廻”“圧倒的日常”“グッドバイ”“佇む男”“Touch”“孤独の免疫力”“壁と空”“ここに居る”等を創作舞踊集団 モダンディーズは、50歳以上の男性舞踊手によるダンスカンパニーです。
そのコンセプトは「引き算の美学」です。
振付や技、テクニックを駆使した足し算の作品とは一線を画し、無駄なものを一切削いて、演者による表現力と存在感を基盤とした独特の世界を構築し、世に発信していくことにあります。
6-Person Male Dance Exhibition Invitation (Korea)
Dog Trick Working

振付/出演:チョ・ウヒョン
楽曲:Waltz of the Flowers / Pyotr Tchaikovsky
本作は、マジックの装置を媒介として、人が他者の視線を通して自らを演出し飾ろう
とする欲望を可視化し、表現することを目指している。
作品の中心には、日常的なオブジェである「椅子」が置かれている。それは単なる道
具ではなく、人間と相互作用する能動的な存在として設定されている。そこから「人
間が物を支配しているのか、それとも物が人間を操っているのか」という問いが立ち
上がる。
作品は、見慣れた物が異質な形へと変容、動きが反復や歪みを重ねることで、現実と
幻想の境界を曖昧にしていく構造を持つ。その過程を通して、「見られる私」の間に
生じる不安、空虚、そして真実性を探り、人が他者の視線の中でどのように自己を形
成し、消耗していくのかを視覚的に浮かび上がらせる。
プロフィール
現、慶熙大学校 一般大学院 舞踊学 修士課程 在学中
国立現代舞踊団 ダンサー(2025)
主要経歴
・2025 SDP国際フェスティバル『Dog Trick Working』振付・出演(TDO招請公演、タイ)
・2025 大田ニュー・ダンス国際フェスティバル 次世代振付家部門『Trick II』振付・出演
・2025 青年芸術家育成プロジェクト 第32回 新人デビュー展『Trick』振付・出演
・2024 SICF (ソウル国際振付フェスティバル) スタジオショーケース『Trick』振付・出演
・2024 PADAF 融合複合公演芸術フェスティバル『Trick』振付・出演で優秀振付賞受賞
・2024 「韓国を代表する男性舞踊の世界-男性舞踊6人展」『Tremolo Syndrome』振付・出演
・2024 New Dance Rookistar「私も次世代振付家」『Trick』振付・出演 で今年のルーキー賞
・2024 第3回振付家展タンツ・アーギュメント『Tremolo Syndrome』振付・出演で作品賞受賞

CHO Woo-hyun
SAI2025 COMPETITION Jury Prize(duo)
Self, Reality

©Bozzo
振付・出演:[SenTen]新谷 喚起、山口 大地
楽曲:GarakUta/CE↳↰
私たちが無意識のうちに作り上げる記憶
と、それによって形成される「自己」に
ついて問う。私たちは、自己と現実を同
一視しがちだが、それは果たして本当の
姿なのだろうか。目に映るもの、手に触
れるもの、記憶に残る出来事。目の前に
広がる世界は、私たちの認識によって形
作られたフィクションに過ぎないのかも
しれません。
プロフィール
2014年結成。POPPINを基盤に、人とその世界に存在する質量・空間・次元に焦点に当てた作品を展開する。
SAI DANCE FESTIVAL 2025審査員賞を受賞。
「ダンス花 2026」にてセッションハウス賞を受賞。
日本、フィンランド、韓国、ポーランドなど国外にも招聘される。

YAMAGUCHI Daichi

SHINTANI Souki
With the cooperation of the Embassy of Spain in Japan
The Beauty of It

©Christian Bertrand
振付・出演:アンヘル・ドゥラン
楽曲:白鳥の歌D957/ Franz Schubert、ピアノソナタ第14番/ Beethoven
衣装デザイン: Paula Ventura
「どこまでが“本当の人間”なのかを見分けるこ
とは誰にもできない。そこにこそ美がある。」
—— カール・グスタフ・ユング(1957)
『The Beauty of It』は、1950年代のアカデミッ
クなドキュメンタリーから着想を得ており、カ
ール・ユングが提唱した「意識と無意識の二元性」を基盤としている。
本作は、人間存在の脆さを露わにすると同時に、自らが生み出す行為やキャラクターの“真実性”について問いを投げかける。本当の仮面とは何なのか。
私たちが経験していることはすべて“本物”なのか。演じることと、あるがままに振る舞うことの違いとは何なのか。
プロフィール
アンヘル・ドゥランは、オーストリアのSEAD (Salzburg Experimental Academy of Dance)でダンスを、バルセロナのUAB大学でアート&デザインを修了。
ヨーロッパ各地のカンパニーでフリーランスとして活動し、ワークショップの指導やトレーニングプログラムでの作品制作も行ってきた。
2020年よりバルセロナを拠点に自身のカンパニーを設立。
これまでに、スペインで最も権威ある演劇賞であるMAX賞やButaca賞を含む、国内外の数々の賞を受賞している。

