SAI インタビュー
第1回 土田貴好
第1回は、SAI 2024 コンペティションで、優秀作品賞(ソロ)を受賞され、リトアニア、エストニア、ヴェトナム等のフェスティバルに招聘された土田貴好さんです。
土田貴好さんのインスタグラム
泊まれる劇場「スロウプハウス」のインスタグラム

☆ SAI について
1 SAI に応募しようと思った動機を教えてください
先輩ダンサーから Sai のことを知ったことがキッカケで、参加に⾄りました。Saiは、海外への架け橋や繋がりのチャンスがあるのでそこに価値を感じたことと、歴代の作品を拝⾒すると興味深いものが多く⾒受けられ、ぜひ同じ舞台に乗って、共に舞踊・⾝体芸術を⾼め合いたいと思ったことが参加動機になります。
2 海外公演で得たものはありますか
ベトナムでの海外公演は最⾼でした。久しぶりの海外で踊りのみならず、国や⽂化、
⼈間の⽣活などから新鮮な刺激をいただくことが出来ました。視野が広がり、⾃分の
⼩ささや考えの狭さにネガティブではなく、ポジティブに気付かされます。その経験はコンテンポラリーダンサーアーティストにとってものすごく⼤事なことで、創作活動をクリエイティブにするため、⾝体感覚をリセットするためにはこの経験は⽋かせないものであり、普段のレッスン等では得られないものです。
ベトナムのダンスシーンは、⽇本と⽐べると⽇本の⽅が充実しているかもしれません。ただ、現地のダンス学校の学⽣さんにワークショップをさせていただきましたが、み なさんの⾝体・⾁体的な強さや、パッションは素晴らしいものでした。伝統芸能や⺠
族性を⼤事にしながら、新しいものを受け⼊れて、融合していくことを⼤切にしていくことが必要であると先⽣⽅もお話されていて、ごもっともだと思いました。
海外に⾏くと、⼀気に世界が変わるのでほぼゼロベースでインプットが始まります。中々、何かキッカケがないと海外に⾏くことは難しいので、今回このようなチャンスをくださった皆様へ、感謝致します。
3 SAI での経験はこれからの活動にどのように⽣かせそうでしょうか
いくつかありますが、まずこの経験や感じたことを⼤切に、後世に伝えていくこと に⼒を⼊れて⾏きたいです。今、地元を拠点にダンススタジオを運営しておりますが、そこには幼稚園児から学⽣、社会⼈までコンテンポラリーダンスを極めているメンバーがいます。その彼らに対して、舞踊を通してこの経験どう伝えていけるか、そしてこれからの⽇本の芸術⽂化をよくしていけるかをみんなで共に考えていき、さらにどうアウトプットしていくかを⼤事にしていきたいです。
また、今回ベトナム舞踊学校の学⽣さんたちや先⽣⽅とご縁を持たせていただけたので、その繋がりで⽇本にお呼びしたり、またベトナムに訪れたり継続して交流をすることでアジアのアートシーンを共に広げていきたいです。
4 これからコンペティションに参加する⼈への⾔葉をおねがいします
チャンスは⾃分でつかみにいくこと
☆ ダンスについて
1 どんなダンスをやりたいですか
誰かの⼈⽣に影響⼒のあるダンス
2 ダンスで⼤切にしていることはなんですか
なぜ踊っているのかをいつも⾃問すること
3 ダンスでやりたいことはなんですか
地⽅での舞踊芸術の普及、海外との連携